電話番号や郵便番号に含まれるハイフン(-)は、SUBSTITUTE関数やREGEXREPLACE関数を使って削除できます。
使用しているExcelが、Excel for Microsoft 365(以下、Microsoft 365)やExcel for the Webの場合はREGEXREPLACE関数を、Excel 2024以前の場合はSUBSTITUTE関数を使用してください。
また、この記事では、2つの関数を使ってハイフンを削除する方法と、[Ctrl]+[H]による置換で先頭の「0」が消えてしまう場合の注意点を解説します。
SUBSTITUTE関数で削除する方法
使用しているExcelがExcel 2024以前の場合は、SUBSTITUTE関数を使ってハイフンを削除します。
SUBSTITUTE関数について
文字の置換や削除を行う場合、SUBSTITUTE関数を使います。
● SUBSTITUTE関数
第一引数:変換元の文字列
第二引数:変換したい文字
第三引数:変換後の文字
第四引数:何番目に現れる文字列を置換するか(省略時はすべて置換)
○ 使用例1(ABCABC の A を a に置換したい)
=SUBSTITUTE("ABCABC", "A", "a")
→ "aBCaBC" と表示される
○ 使用例2("ABCABC" の A を 削除したい)
=SUBSTITUTE("ABCABC", "A", "")
→ "BCBC" と表示される
○ 使用例3("ABCABC" にある2回目の A を削除したい)
=SUBSTITUTE("ABCABC", "A", "", 2)
→ "ABCBC" と表示される
SUBSTITUTE関数で削除する
SUBSTITUTE関数でハイフンを削除するには、次のようにします。
=SUBSTITUTE(対象のセル, "-", "")
それでは、実際の操作を確認してみます。
表のデータ1行目の枠外に、SUBSTITUTE関数を使用します。
今回は電話番号のハイフンを削除するとします。
画像では、セルE4に最初のデータがあるため表の枠外(G4)に次のように関数を書きだします。
=SUBSTITUTE(E4, "-", "")

データがある一番下の行までオートフィル(ドラッグして同じ数式を入力)します。

Ctrl + C でオートフィルを行ったセルをコピーし、電話番号の1番目(下図の場合、E4)のセルに「値として貼り付け」してください。
※「値として貼り付け」は、関数の結果(表示されている値)を貼り付ける機能です。数式や書式はコピーされません。

値として貼り付けを行うには、セルを右クリックし、下図のアイコンをクリックしてください。

関数を入力したセルの数式を Deleteキー 等で削除すれば完成です。

REGEXREPLACE関数で削除する
REGEXREPLACE関数は、特定の文字や正規表現のパターンに一致する文字列を、置換・削除する関数です。
この関数を使って、0~9以外の文字を削除します。
REGEXREPLACE関数について
REGEXREPLACE関数は、Microsoft 365もしくはExcel for the Webなどで使用できますが、Excel 2024やExcel 2021で使用できません。
● REGEXREPLACE関数
第一引数:変換元の文字列
第二引数:置換する文字列を指定する正規表現
第三引数:変換後の文字
第四引数:何番目に一致した文字列を置換するか(省略時はすべて置換)
第五引数:大文字と小文字を区別するか(省略時は区別する)
○ 使用例1("ABCABC" の A を a に置換したい)
=REGEXREPLACE("ABCABC", "A", "a")
→ "aBCaBC" と表示される
○ 使用例2("012-345-678" の - を削除したい)
=REGEXREPLACE("012-345-678", "-", "")
→ "012345678" と表示される
○ 使用例3("012A-345B-678C" の数字以外を削除したい)
=REGEXREPLACE("012A-345B-678C", "[^0-9]", "")
→ "012345678" と表示される
正規表現について
正規表現とは、文字の種類や並び方を、記号を使ってまとめて指定する方法です。
REGEXREPLACE関数では、正規表現に一致した文字を別の文字に置き換えたり、置換後を空欄にして削除したりできます。
正規表現は次のように指定できます。
| 目的 | 正規表現の使用例 |
|---|---|
| 半角数字以外を削除する | =REGEXREPLACE(A1, "[^0-9]", "") |
| 半角数字・全角数字以外を削除する | =REGEXREPLACE(A1, "[^0-90-9]", "") |
| 全角カッコとその中の文字を消す | =REGEXREPLACE(A1, "(.*?)", "") |
| 連続する半角スペースを1つにする | =REGEXREPLACE(A1, " +", " ") |
REGEXREPLACE関数で数字以外を削除する方法
REGEXREPLACE関数で、電話番号や郵便番号から数字以外の文字を削除するには、次のようにします。
// 半角ハイフンのみを削除する
=REGEXREPLACE(A1, "-", "")
// 半角数字以外を削除する
=REGEXREPLACE(A1, "[^0-9]", "")
// 半角数字・全角数字以外を削除する
=REGEXREPLACE(A1, "[^0-90-9]", "")
[検索と置換]でハイフンを削除する
ハイフンを削除する方法
[検索と置換]([Ctrl]+[H])を使い、[検索する文字列]に「-」を入力し、[置換後の文字列]を空欄のまま[すべて置換]をクリックすると、ハイフンを一括で削除できます。
![[検索と置換]の入力画面の操作手順。](https://start-excel.com/wp-content/uploads/2025/10/remove-hyphen-2-1.webp)
ハイフンを削除する場合の注意点
[検索と置換]でハイフンを削除すると、置換後のデータが数値として認識され、先頭の「0」が消えてしまう場合があります。
セルの表示形式を[文字列]に変更しただけでは防げない場合があるため、電話番号や郵便番号にはSUBSTITUTE関数を使用する方法がおすすめです。

Ctrl + H による文字の置換は便利ですが、使用には注意が必要です。
ExcelVBA(マクロ)のReplace関数で削除する
ExcelVBAのReplace関数を用いて、ハイフンを削除する方法は兄弟サイトをご参照ください。
ハイフンが削除できない場合
原因:「半角ハイフンに似た記号」が入力されている
SUBSTITUTE関数で半角ハイフン(-)を削除する数式を使用しても、全角ハイフン(-)や伸ばし棒(ー)など、別の記号は削除できません。複数の記号を削除する場合は、SUBSTITUTE関数を入れ子にして、それぞれの記号を指定します。
半角ハイフンに似た記号
| 記号 | 名称1 | 名称2 |
|---|---|---|
| - | 半角ハイフン | 半角マイナス |
| - | 全角ハイフン | 全角マイナス |
| ー | 伸ばし棒 | 長音符 |
| – | enダッシュ | エンダッシュ |
| ─ | 罫線(けいせん) |
対処方法①:Microsoft 365・Excel for the Webを使用している場合
Microsoft 365またはExcel for the Webを使用している場合は、REGEXREPLACE関数を使用してください。
前述の「REGEXREPLACE関数で削除する方法」の通り、数字以外の文字をすべて削除することができます。
// A1のセルの半角数字以外を削除する
=REGEXREPLACE(A1, "[^0-9]", "")
// A1のセルの半角数字・全角数字以外を削除する
=REGEXREPLACE(A1, "[^0-90-9]", "")
対処方法②:Excel 2024以前を使用している場合
Excel 2024以前など、REGEXREPLACE関数を使用できない環境では、SUBSTITUTE関数を入れ子(ネスト)にする方法があります。
削除したい記号をSUBSTITUTE関数で1つずつ指定します。
// A1のセルのハイフン及びハイフンに似た記号を削除する
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,"-",""),"-",""),"ー",""),"–",""),"─","")
まとめ
電話番号や郵便番号のハイフンを削除する場合は、使用しているExcelに応じて、SUBSTITUTE関数またはREGEXREPLACE関数を使用します。
Microsoft 365やExcel for the Webでは、REGEXREPLACE関数を使うことで、ハイフンに似た記号が混在していても、数字以外の文字をまとめて削除できます。REGEXREPLACE関数を使用できないExcel 2024以前では、SUBSTITUTE関数を使用してください。
[Ctrl]+[H]による置換でもハイフンを削除できますが、先頭の「0」が消えてしまう場合があります。電話番号や郵便番号をハイフンなしのデータに変換するときは、関数を使う方法がおすすめです。
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