Excelで数式を入力したのに、計算結果ではなく数式がそのまま表示される場合は、シート全体に表示されているのか、一部のセルだけに表示されているのかを確認してください。
症状によって原因が異なるため、まずは次の表から当てはまるものを確認しましょう。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| シート内の数式がすべて表示され、列幅も広くなっている | [数式の表示]がオン |
| 数式が表示されるセルの表示形式が[文字列]になっている | 表示形式が[文字列] |
| 数式バーの先頭に「'」がある | アポストロフィーが付いている |
| 「=」の前に空白がある | 先頭にスペースがある |
| 先頭が全角の「=」になっている | 全角のイコールを使用している |
シート内の数式がすべて表示されている
シート内の数式がすべて表示されて、列幅も広くなっている場合、[数式の表示]がオンになっている可能性が高いです。
[数式の表示]がオンになっている
[数式の表示]の機能が有効になっていると、そのシート内にある数式がすべてそのまま表示されます。なお、この機能が有効になっていると、列の幅が通常より広く表示され、数式が入力されているセルを選択すると、参照先のセルに色が付きます(下の画像を参照)。
画像1:[数式の表示]がオフ、 画像2:[数式の表示]がオン

解決方法
[数式の表示]がオンになっている場合は、この機能をオフにします。
[数式]タブの[数式の表示]をクリックしてください。

一部のセルだけ数式が表示される
セルの表示形式が[文字列]になっている
セルの表示形式を[文字列]にしてから数式を入力すると、計算されずにそのまま表示されます。
単一のセルを修正する手順
セルの表示形式が[文字列]になっている場合は、表示形式を[文字列]以外の形式にする必要があります。今回は汎用的な[標準]に変更します。
次の手順で修正できます。
修正するセルを選択します。
[ホーム]タブの[数値の書式]のプルダウンをクリックします(下画像1)。
展開されたプルダウンの一番上に表示される[標準]を選択します(下画像2)。

ダブルクリックするか、[F2]キーを押して編集モードにします。
※設定によっては、[Fn]キーと[F2]キーを同時に押す必要があります。
[Enter]キーを押して、完了です。
複数のセルや範囲を一括して修正する手順
置換機能を使用すると一括して修正できます。手順は次の通りです。
修正する対象のセルまたは範囲を選択します。
[ホーム]タブの[数値の書式]のプルダウンをクリックします(下画像1)。
展開されたプルダウンの一番上に表示される[標準]を選択します(下画像2)。

[Ctrl]+[H]を同時に押して、[検索と置換]ウィンドウを表示します。
”検索する文字列” に「=」(半角イコール)を入力します(画像①)。
”置換後の文字列”に「=」(半角イコール)を入力します(画像②)。
※両方とも、半角イコールです。
[すべて置換]ボタンをクリックして、置換を実行します(画像③)。

置換した件数が表示されたら[OK]をクリックし、[検索と置換]ウィンドウを閉じて完了です。
数式の先頭に「'」が付いている
数式の先頭に「'」(アポストロフィー)が付いていると、数式がそのまま表示されます。
単一のセルを修正する手順
数式バーで先頭の「'」を削除し、[Enter]キーを押すと、数式として計算されます。
※ 先頭の「'」はセル上には表示されないため、セルを選択して数式バーで確認してください。
複数のセルや範囲を一括して修正する手順
先頭の「'」は、[検索と置換]では削除できません。
[区切り位置]を使用すると一括して修正できます。
※[区切り位置]で一括して修正できるのは1列ずつです。
手順は次の通りです。
修正する対象のセルまたは範囲を選択します。
[データ]タブ → [区切り位置]をクリックします。

設定を変更せず、[完了]ボタンをクリックします。
これで一括して修正できます。

先頭にスペース(空白)がある
数式の先頭にスペースがあると、数式として認識されず、そのまま表示されます。
数式の先頭にスペースがないか確認してください。
単一のセルを修正する手順
数式の先頭にあるスペースを削除すると、数式として計算されます。
複数のセルや範囲を一括して修正する手順
置換機能を使用すると一括して修正できます。
手順は次の通りです。
修正する対象のセルまたは範囲を選択します。
[Ctrl]+[H]を同時に押して、[検索と置換]ウィンドウを表示します。
”検索する文字列”に「 =」(半角スペース+イコール)を入力します(下画像①)。
”置換後の文字列”に「=」(イコール)を入力します(下画像②)。
[すべて置換]ボタンをクリックして、置換を実行します(下画像③)。

置換した件数が表示されたら[OK]をクリックし、[検索と置換]ウィンドウを閉じて完了です。
先頭の「=」が全角になっている
数式の先頭に全角の「=」を入力すると、数式として認識されず、そのまま表示されることがあります。半角の「=」に修正してください。
なお、Excelのバージョンによっては数式の先頭に全角の「=」を入力すると、自動的に半角に変換される場合があります。
単一のセルを修正する手順
全角の「=」を削除し、半角の「=」を入力してください。
複数のセルや範囲を一括して修正する手順
置換機能を使用すると一括して修正できます。手順は次の通りです。
修正する対象のセルまたは範囲を選択します。
[Ctrl]+[H]を同時に押して、[検索と置換]ウィンドウを表示します。
”検索する文字列”に「=」(全角イコール)を入力します(下画像①)。
”置換後の文字列”に「=」(半角イコール)を入力します(下画像②)。
[すべて置換]ボタンをクリックして、置換を実行します(下画像③)。

置換した件数が表示されたら[OK]をクリックし、[検索と置換]ウィンドウを閉じて完了です。
まとめ
Excelで数式がそのまま表示される場合は、まずシート全体に表示されているのか、一部のセルだけに表示されているのかを確認しましょう。
シート全体に数式が表示されている場合は、[数式の表示]がオンになっている可能性があります。一部のセルだけに表示される場合は、表示形式が[文字列]になっている、数式の先頭にアポストロフィーやスペースがある、全角の「=」を使用しているなどの原因が考えられます。
原因に合った方法で修正すれば、数式として認識され、計算結果が表示されます。
