Excelで、マウスやタッチパッド、キーボードを使っても画面をスクロールできない場合があります。
まずは、原因がハードウェア(マウスやタッチパッド、キーボード)かソフトウェア(Excel)にあるかを確認します。
この記事を次の方法でスクロールできるか確認してください。
● マウス・タッチパッド:マウスホイールなどでスクロールするか
● キーボード:PageDownや↓キーの長押しでスクロールするか
この記事もスクロールできない場合は、マウスやキーボードなどに問題がある可能性があります。次の見出しから確認してください。
● ハードウェア(マウスなど)に問題がある
この記事でスクロールできる場合は、Excel側の問題が考えられます。
本記事を順に確認してください。
ウィンドウ枠が固定されている
ウィンドウ枠が固定されていると、一部の行や列だけが動かない、または画面がほとんど動かない場合があります。
ウィンドウ枠を解除するには、[表示]タブ → [ウィンドウ枠固定の解除] の順にクリックしてください。
ALT → W → F → F でも解除できます。

ブックの共有(レガシ)を使用しているファイルでは、ウィンドウ枠が突然、50行目などの意図しない位置に固定されることがあります。
Excelのダイアログボックスが開いている
[セルの書式設定]や[データの入力規則]などのダイアログボックスが開いていると、スクロールできません。
ダイアログボックスを閉じれば、スクロールできるようになります。
ウィンドウが分割されている
ウィンドウが分割されている場合、最後に操作した方の画面のみスクロールします。
両方のウィンドウを同時にスクロールする方法はありません。
ウィンドウの分割を解除する場合は、[表示]タブ →[分割] で解除できます。
ALT → W → S でも解除できます。

マクロ(ExcelVBA)関連
マクロを実行していると、画面をスクロールできない場合があります。
マクロを実行している
マクロの実行中は、処理が終了するまでマウスやキーボードによる操作を受け付けない場合があります。
しばらく待ってもマクロが終了しない場合は、マクロの処理に時間がかかっているか、正常に動作していない可能性があります。
マクロは、Escキーを押すか、Ctrl + Breakキーを押すと中断できる場合があります。
マクロを途中で中断すると、一部のデータだけが変更された状態になる場合があります。元のファイルを上書きせず、必要に応じて別の名前で保存してください。
マクロで画面の更新が止められている
マクロには、画面の更新を止める機能があります。
マクロで画面更新を停止したまま処理が終了すると、画面が正常に表示されない場合があります。
マクロの作成者や管理者に、「Application.ScreenUpdating = True」が実行されているか確認してください。
Excelが一時的にフリーズ・不具合を起こしている
Excelが一時的にフリーズ・不具合を起こしている場合、スクロールしません。
フリーズとは画面の更新がされず、マウスやキーボードの操作が全くできなくなる状態のことを言います。この状態では、スクロール以外の操作も受け付けません。
1~2分ほど待っても状態が変わらない場合は、Excelを再起動するとよいでしょう。ただし、保存していない変更内容が失われる可能性があります。
不具合の場合、他に開いているExcelファイルも含めて、全て保存してからファイルを閉じ、改めてファイルを開きなおしてください。
それでも不具合が続くなら、PCを再起動してから、Excelファイルを開いてください。
ハードウェア(マウスなど)に問題がある
マウスやタッチパッド、キーボード、USBの接続などのハードウェアに問題があると、スクロール移動の入力を受け付けない場合があります。
電池の残量は足りているか
機器の電池の残量を確認し、少ない場合は充電をした後にスクロールを試してください。
充電が切れかけていると、マウスのホイールだけ効かないなどの不具合が出る場合があります。
USBの接続に不具合はないか
機器の受信機をUSBに接続または有線式の場合、別のUSB差込口に機器を差してから、スクロールを試してください。
使用している機器とは別の機器(マウス・キーボード)がある場合は、その機器でスクロールするか試してください。
Bluetoothの接続に不具合はないか
別のマウスやキーボードでは操作できる場合、使用している機器のBluetooth接続に問題がある可能性があります。Windowsの場合、[設定]から[Bluetoothとデバイス]でペアリングを解除し、再接続してください。
キーボードではスクロールできるか
キーボード(PageDownキーや↓キーの長押し)でスクロールできる場合は、マウスが原因である可能性があります。
マウスでカーソルの移動やクリックができる場合は、マウスのホイール(マウスの右と左の間にある回転する部分)だけが故障している可能性が高いです。
マウスの新調を検討しましょう。
キーボードによる操作でもスクロールできない場合は、Excelの不具合の可能性があるため、Excelの再起動をしてください。
それでも直らない場合はPCの再起動をしてください。
まとめ
Excelでスクロールできない場合は、ウィンドウ枠の固定やダイアログボックス、ウィンドウの分割、マクロの実行などが原因として考えられます。
まずは、この記事をスクロールできるか確認し、ハードウェア(マウスやタッチパッド、キーボード)かソフトウェア(Excel)の問題かを切り分けてください。
ハードウェアに原因がある場合は、電池残量やUSB・Bluetoothの接続を確認し、別の機器でもスクロールできるか試しましょう。
ソフトウェアに原因がある場合は、ウィンドウ枠の固定や分割を解除し、開いているダイアログボックスを閉じます。マクロの実行中は処理が終わるまで待ち、Excelのフリーズが疑われる場合は、少し待ってからExcelを再起動してください。
