電話番号や郵便番号のハイフン( – )を削除する方法は主に3通りあります。
- SUBSTITUTE 関数を使用する
- パワークエリを使用する
- ExcelVBA(マクロ)のReplace関数やReplaceメソッドを使用する
この解説記事では、「SUBSTITUTE 関数を使用する」について説明します。
SUBSTITUTE 関数で削除する方法
SUBSTITUTE 関数について
文字の置換や削除を行う場合、SUBSTITUTE 関数を使います。
● SUBSTITUTE関数
第一引数:変換元の文字列
第二引数:変換したい文字
第三引数:変換後の文字
第四引数:何回、置換するか(省略時は全て置換)
○ 使用例1(ABCABC の A を a に置換したい)
=SUBSTITUTE(“ABCABC”, “A”, “a”)
→ “aBCaBC” と表示される
○ 使用例2(ABCABC の A を 削除したい)
=SUBSTITUTE(“ABCABC”, “A”, “”)
→ “BCBC” と表示される
○ 使用例3(ABCABC の A を 1回だけ削除したい)
=SUBSTITUTE(“ABCABC”, “A”, “”, 1)
→ “BCABC” と表示される
SUBSTITUTE 関数で削除する方法
SUBSTITUTE関数でハイフンを削除するには、次のようにします。
=SUBSTITUTE(対象のセル, “-“, “”)
それでは、実際の操作を確認してみます。
表のデータ1行目の枠外に、SUBSTITUTE 関数を使用します。
今回は電話番号のハイフンを削除するとします。
画像では、セルE4に最初のデータがあるため表の枠外(G4)に次のように関数を書きだします。
=SUBSTITUTE(E4, “-“, “”)

データがある一番下の行までオートフィル(ドラッグして同じ数式を入力)します。

Ctrl + C でオートフィルを行ったセルをコピーし、電話番号の1番目(下図の場合、E4)のセルに「値として貼り付け」してください。
※「値として貼り付け」は、関数の結果(表示されている値)を貼り付ける機能です。数式や書式はコピーされません

値として貼り付けを行うには、セルを右クリックし、下図のアイコンをクリックしてください。

関数を入力したセルの数式を Deleteキー 等で削除すれば完成です。

Ctrl + H で置換をする場合の注意点
Ctrl + H でも、文字の置換や削除できます。
ただし、電話番号のように先頭が「0」のデータは、置換後に先頭の 0 が削除されてしまう場合があります。

Ctrl + H による文字の置換は便利ですが、使用には注意が必要です。